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秋の便りがとどき始めました

2008.08.10

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仁木町産の種無しブドウ「バッファロー」が市場に並び始めました
田畑には秋が訪れているのですね

このぶどう、私は北海道に来て初めて知りました
見た目はキャンベルの小粒ですが、糖度が断然高いのです

香りは違うけどデラウェアを口にした時のような甘さを最初に感じます
デザートに添えてお出ししますね 

北海道の秋の味覚のはじまりはじまり・・
かっぷくの良い秋刀魚もキラキラ光って市場に顔を並べています

こわおもて集団

2008.08.08

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こわおもての悪そうな輩は「八角」という魚です
小樽の近海でとれます 今日は東京からのお客様の小樽らしい魚料理のリクエストがあったので仕入れました

このワニと見間違うようなヤツらですがお味のほうは白身の優しい味・居酒屋などでは軍艦焼きで出てくることが多いですね

きょうは白身の部分をから揚げにして酸味の利いたバター風味ソースで

オコゼやアンコウなどもそうだけど、魚は見かけによらないのですぞ

「いたしき農園」のパワフル野菜

2008.07.14

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羊蹄山麓にある町、真狩村にある「いたしき農園」に注文していたお野菜が届きました。ナニが入っているのかなぁ~♪
箱を開けるときの気持ちはワクワク・・
サンタクロースのプレゼントを開ける子供の気持ちがよくわかります

元気な顔の野菜がいっぱい!ぴかぴかで賑やかな笑顔です
紫と緑のコールラビも入っていました 
どんな風に料理しようかな。楽しみが広がります!

待ちきれずに箱から生のままブロッコリーをポキッとつまみ食い
ナスも5ミリくらいにスライスして生のままさっぱりとしたビネガードレッシングで頂きます。香りも味もフルーティー 果物のようなんですよ!

どの野菜も味が濃くてパワフルに自己主張しています。
扱う方にも気概が求められるなぁ

野菜好きのマスターにとっては格好の相手です
マスターの、丁寧に優しくでも潔い扱いは野菜たちも嬉しそう

ルッコラのような華奢に見える野菜も噛むと突き上げてくるような力強さがあり、お肉料理の付け合せとしても太刀打ちできる頼もしさです

箱からだしてお皿に移し変えただけなのに、 ピカソの絵画のようにビビッドで、
お客様にはオブジェのように見えたようです  

うわさのサクランボ

2008.07.13

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昨日、サクランボの‘南陽’は高くて買えない・・と嘆いたせいか偶然にもお客様から差し入れがありました!

ほんとうに大きくて500円玉とならべてもこの通り

この品種がでまわるのはこの時期の一週間から二週間なんですって

仁木町のサクランボ狩りでも南陽があります
観光でいらしたら小樽からすこし足をのばしてみるのはいかがでしょう

サクランボの木が続く道はおとぎ話の景色のようなんですよ
晴れた日のドライブなら本当にいい気持ち!

ホタテの稚貝

2008.07.10

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お味噌汁の具にする貝といったらアサリやシジミしか思いあたらない私にとって帆立の稚貝が入っているのを初めてみたときは感動しました  
赤ちゃんの手の平くらいの大きさのベビーホタテですよ カワイイーのです

マスターにとっては馴染みがあるので、当たりまえ~的な反応なのでいつものように感動に温度差があります

店におおきなボウルがいっぱいになるくらいの貝が置いてありました 
「今海からあがったばかりの稚貝です 勝手に入ってごめんなさい マリ子」
とメッセージが添えられて!

高校生時代のマドンナから今もこんなあったかい届け物があるなんて幸せな人だなぁ 
さっそくお昼のまかないにお吸い物にしていただきました
ごちそうさま!

お店では魚介スパゲティーやアクアパッツアで召し上がれ!

かぐわしい野菜たち

2008.07.08

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北海道で美味しいものといえば新鮮な魚介類を想像しますよね

でも果物や様々な種類の野菜もたくさん収穫されます
冷涼な気候にあった珍しい欧野菜も数多く見かけるようになりました

気分転換に車を30分くらい足を伸ばすと農家で朝採れたばかりの新鮮な野菜を買うことができます 

しかも、ひゃくえん!嬉しくなります

ピーマンだって、つやつやパリッパリ、包丁をいれると押し返してくるような手応えがあって‘シャカッ’とみずみずしい音がします

じっと見ていると動き出しそうなほど生き生きしていて、
野菜にも命が宿っていることを改めて感じるのです ありがとー

大きくてびっくり ひより貝

2008.07.08

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ひより貝と呼ばれている貝です
ムール貝とそっくりなんだけれどどこが違うのかな

今日の市場で薦められたのは、なんと手のひら大!
ずっしりと重いです こんな大きいのは滅多に見られません 

マスターは子供の頃海に行ってずいぶんこの貝を捕ったそうです
なにしろカレーにはこのひより貝やホタテが入っていたというのですからびっくり!さすが小樽っ子

シーフードカレーだなんて私は大人になって知ったご馳走でしたもの

今日の仕事を終えた後の夜食はワイン蒸しです
余計な味付けをしなくてもそれだけでご馳走!

マスターは自分の火入れ加減に納得できないような事を言ってヤケ酒気味の表情の写真になりました  
でも充分に贅沢なビールの友でしたよ

市場にでかけて思いがけないものと出あったりするのは仕事前の愉しみです

特にお魚は日によって種類や値段、大きさが変わったりします
ご予約で人数やご予算を伝えていただけるとより美味しいものがご用意できると思います

めまいがしそうな真夏の果実

2008.06.14

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宮崎にお仕事でいかれたお客様から頂戴した話題の完熟マンゴー

「太陽のタマゴ」です

果実にネットをかぶせて熟して自然と落下するまで待つんですって

話にはきいていたけど一個が、うん千円、と聞いていたのでウチには縁がないな~と思っていました 

皮をむいた瞬間に異国を感じる甘~いかおりが漂います
ひとくち食べた瞬間に  「ん!高そーなお味!!甘~い♥」

なにも手を加えなくても、
「そのまんま完璧なデザート」・・(宮崎県知事!このネーミングどうでしょうか)
料理人の仕事はいりませんね

大きな3個のタマゴは居合わせたお客様にもおすそ分けして
15人くらいで頂きました
おいしい顔ってどんな顔♪ こんな顔! みんな笑顔になりました


美味しいものをだれかと一緒に頂いて「おいしいね」っていい合えるのは
シアワセになれる一番の近道じゃないかな

顔じゃないよ ハートだよ!

2008.06.11

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カワハギ君はホントにウマヅラでした(失礼っ!)
でも口元はちょっと色っぽいんですよ!
ね!『チューして』でしょ!

お奨めは料理は・・自慢の顔はついてないのですが・・姿をのこした
「カワハギのロースト 魚醤風味のその肝のバターソース」

身は筋肉質・ギシっとした感じ。味も濃いお魚です キモはもちろん 

見た目も性格も、ちょと濃いヤツですがよろしく!

ワインカラーの紫あすぱら

2008.06.06

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キャベツや玉葱の紫色は見かけることがあるでしょうがアスパラにも紫があるってご存知ですか
私もはじめてみたときには「ナニコレ」で??連発でした
品種名は「バーガンディー」・・・ブルゴーニュファンにはたまらない名前ですよね!

白やグリーンと並べると地味な色合いですがこの時期市場で時々見かけます

茹でると旨みや香りがお湯に流れてしまうし、色も緑になってしまうので新鮮なものは薄くスライスしてさっと水にさらし、生のままサラダにいれていただきます
甘みとシャリッという触感がたまりません!

いちど農家で畑からもぎたて(もぐっていうのがいいよねっ!)をポキポキ食べたことがありますが、香りはもちろんだけど、その甘さにはホントにホントにびっくり!
収穫してからほんの数分で味が変わってしまうというのですから植物の繊細さを感じたし、とても贅沢なパワーをもらってる~と実感しました!

どんな野菜もそうだけれど採れたては生で食べて素材そのものの持つ深い味わいや大地の滋味を心で頂きたいですね♪

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