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マイ箸

2009.03.12

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箸をつかっての食事は、はきこなして身体に馴染んだジーンズや按配のいい枕のように、日本人にとっては力をぬいてリラックスできる食事の道具だと思います
 
海猫屋ではいつもお箸を用意しています
ご年配の方がお食事を召し上がるのも良いかなと思っていたら、意外や意外、西洋からの外国人のお客様も上手に使いこなしている姿をみかけるのには驚きます

最近はエコ意識も高まりマイ箸を持参するお客様もいらっしゃいます
写真はフランスが世界に誇る銀器の老舗クリストフル社のお箸ですって! 
フランス製のお箸ですよ♪ お洒落ですね~

いろいろな人たちが、それぞれ自分のあり方でエコに関わるのは大切なことだなと感じます

麺類が大好きなマスターは割り箸を沢山消費するので、声高らかには叫べないけれど。。

お客様が残さずに完食してくださる美味しいものをつくることが海猫屋にとってエコの使命かなぁ・・と思っています


 

冬将軍再来

2009.03.11

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先週は、ああやっと冬も終わったね・・などという会話が聞こえていたのに昨日から大荒れ。雪も積もり真冬に逆戻りでした

東京からいらしたお客様も氷点下の今日の気温には驚いていました
しかも強風で暖炉の煙が店の中に逆流したりでお客様にはご迷惑をおかけしました

こんな風に積もるとなごり雪というような情緒的なものではないけれど、でもそろそろ見納めかなと思うと、雪景色もなお一層美しく見えたりもします
 

3月のお休み

2009.03.08

10日(火) 16日(月)23日(月)はお休みさせて頂きます
30(月)は夜のみ(17:30~)の営業です

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商魂の象徴 数十年の時を経て

2009.03.07

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マスターの実家は樺太商会、略して樺商と呼ばれていた明治37年創業の老舗海産物商でした

この半纏は昭和初期につくられ、マスターが20代の頃に受け継いだそうです

かつて小樽経済が活気づいていた頃、半纏は小樽商人の商魂の象徴だったとも言えるでしょう

『俺も一歩間違ったら、今頃この半纏を来て働いていたかもしれないな・・』とぽつりと言葉にしていました

縁あって今日この半纏をひき取って下さったのは秋野氏です
薬局をIT化した企業を立ち上げ株式公開するなど先端ビジネスに関わる反面、小樽の歴史や文化をこよなく愛する静かな情熱家というイメージの紳士です

古いものを蒐集し、もったいない博物館(今は閉館中)を個人で開設なさったこともあります

マスターは秋野氏に自分の大事にしていた半纏を引き取ってもらった事をとても名誉な事と感動していて、晩酌の話題はこの一本だて。

先祖の思いを後世に繋げることができて役割り果たした、と感慨深げでした

個人も町も家族もいろいろな歴史の積み重ねのうえに今日があるのだなぁと、しみじみとした気持ちになりました

「海猫屋」の半纏つくるかぁ・・とマスター
町が元気を失いかけている今、小樽商人の原点でもある、商魂をこめた半纏を羽織って闊歩するのもいいかもね

パックマンスコーン

2009.03.06

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お料理にも合わせられる甘くないスコーンです

表面はサクッと中はフンワリとした優しい食感です

焼きたてをハフハフいってメープルシロップやジャムもいいけれど
今日は煮詰めたバルサミコをつけて前菜のパテともあわせました

今回はシンプルに焼いたけれどクミンやセージやオレガノなどのハーブを利かせてみるのもいいかな

でもこのパックマン♪のような口が可愛いくて、つられてこちらも思わず笑顔になります

オーブンから香ばしいかおりが漂い、焼き上がりを待っているのは幸福な時間です

幻想的な小樽の夜を フラメンコライブのお知らせ

2009.03.05

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小樽観光では何といっても北一硝子の存在は大きいです
もう25年も前になりますが、ふらっと訪れた冬の小樽で偶然足を踏み入れたのが北一ホールでした

百数十を超える石油ランプだけがともる幻想的な空間に驚き、感動したことを今も忘れません 
25年経ったいまでもいつも変わらない感動があります

そんな北一ホールでライブのお知らせです
フラメンコロルカを主催する永倉麻貴さんと研究生のライブがあります 
実は私の友人も踊りで参加するのでとても楽しみにしているのです

カンテ(唄)は東京から小里彩さん ギターは渕崎昭彦さん
踊りは永倉麻貴さん他4名です

石造りの歴史的建造物、このランプが灯り独自の時間を刻む異空間でフラメンコが観れるなんてとても素敵です

北一ホールは通常夜は営業していないので、是非この機会に幻想的な一夜を熱いライブでお過ごしになりませんか

チケットは北一ホール0134-33-1993ほか海猫屋でも扱っています 0134-32-2914

3月15日(日曜日)
開場18:30 開演19:00
¥3500(1ドリンク付き) 学生・障害者・介護者¥2000 小学生以下無料

海猫屋でお食事をなさってから行かれるお客様は開場に間に合うようにお料理をご用意いたしますので予めお電話でお知らせくださいね

K

ケーキ3種

2009.03.04

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ケーキセットのケーキはチョイスできます
今週は3種類

先日紹介したニューヨークチーズケーキに加えて、クリームチーズにヨーグルトをいれて焼いた口どけのいいチーズケーキ

クラッシックなガトーショコラはしっとりとした口当たりの大人のビターテイストに焼きあがっています

フルーツとアイスクリームを添えてお飲み物付きで\880 
お食事をご注文くださればセットで¥580です

K

ひな祭り

2009.03.03

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今日は桃の節句でしたね

レジ横に置いてある小さなひな飾りは娘が生まれた16年前に女優の
木の実ナナさんから頂戴して大切にしているものです
豆粒くらいのお顔のお雛様がとても愛らしいのです
 
3月3日の桃の節句が過ぎた翌日には、すぐに仕舞わないと女の子の嫁入りが遅くなると言われていますね

どこにもやりたくないマスターは仕舞わなくて良いなどと言っていますがそんな訳にもいきません

でもあと2~3日姿を眺めていようかな
来年までお顔をみれないですものね


K

おすすめイタリアワイン

2009.03.02

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店の雰囲気や料理にあう、コスパの高いワインを見つけるのはいつも課題です

海猫屋ではとくにワインリストを作っていないのでボトルでは\2800、\3800、\5500の三種類のワインを用意しています
いちばん手ごろなワインをガブガブのんで自由に元気に食べるのが海猫屋のスタイルです

今回はイタリアのウマニ・ロンキの赤・白\3800
モンタプルチアーノとヴェルディッキオです

漁港など海に近いところにあるこのワイナリーの醸造家は赤も魚料理にもあわせられる赤をイメージしているそうです
風土は全く違っても海、漁港に近いときくと小樽とも重なります

今が旬の海猫屋ニシンのマリネもさっと火を通してソースを変え、赤ワインと合わせるのもいい感じかなと思っていますが 『このままの方が旨いに決まってるべや』 とマスター

マリネに火を通すのも案外美味しいのですよ
〆鯖も焼くとまた違った楽しみ方ができるのでお試しになってみてください 
前菜からメインディッシュに昇格の出世魚!です
K 

めで鯛料理

2009.02.28

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お祝いの魚といったら鯛ですね
マスターの誕生日を祝ってのサプライズ料理です

本来マスターはうるう年の29日生まれ。4年に一回の誕生日です
去年は還暦ということもあって派手にお祝いしましたが今年は家族だけのささやかなお祝いでした でもこれもまたいいもんです

せっかくのサプライズも結局はマスターの出番になりました
もたもた魚をさばいていると『とろくせえな 見てらんねぇ かせ』と包丁を取り上げて3倍速でやってしまうし、熱っ熱っ!とオーブンを扱っていると『どけ、危ねえ』と言ってさっさとやってしまうし・・・

でもこの料理、できあがった時の歓声と盛り上がりは保障付き!
お祝いや宴会ではウケること間違いなしです

一年のなかで記念日を大事にするのは大切だなと感じます
いつもは口にできないような感謝の気持ちや会話などができるきっかけなりますね
年を重ねて思うことは大切なものは手の平の中にあるものを大事に育むことなのかなと感じています

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